教養

中国の大学生もいずれ減少する 少子化時代の大学の役割とは?

現在の日本では、少子高齢化が大きな社会問題として頻繁に話題になっています。しかし、少子高齢化の問題は日本だけではなく急激な人口増と経済発展を遂げたアジアの国々に共通する課題へと変わりつつあります。そして、子どもの数が減少するということは、大学へ進学する生徒が減少するということでもあるのです。

“中国では高校卒業生の数が縮小するにつれて、新規の生徒を巡る大学間の競争が激しくなってきている。「近年、大学入学試験を受ける生徒の数が減少したことによって、中国の大学は不都合な真実を自覚するようになってきている。まもなく各大学は数が減少しつつある生徒を獲得するために競い合う必要がでてくるだろう。」と国営報道機関は述べている。(明治学院大)”

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中国の大学も生き残りをかけた競争の時代へ

中国では大学進学率が目覚ましい上昇を続けており、2016 年には 42.7 %を記録しました。今では中国には3,000 近くの大学があり、大学生の数は 2,600 万人にも及びます。日本の大学生の数がおよそ 280 万人、大学進学率は 58 %ほどなので、さすが人口の多い中国だけあって、大学生の数も比べ物になりません。

その一方で、中国では少子化による若年人口の減少が進んでおり、いずれ大学生の数が減少する時代が来るだろうと予測されています。その結果、生き残りをかけた各大学間の競争が激しくなっていくと考えられているのです。

また日本などの大学が中国人の留学生を大量に受け入れていることから、中国にとってはそうした海外の大学も強力なライバルとなっています。他国の大学に対抗できるだけの質の確保が急務となっている中、少子化による学生の数の減少と、その結果起こるであろう財政的苦境との板挟みの状況で、中国の各大学は生き残りを賭けた厳しい時代に突入しつつあるのです。

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日本の大学生も減少する

文部科学省の推定では、日本の大学生も 2017 年をピークに減少していくと見られています。今後、大学の経営悪化が問題になり、大学が倒産する時代が訪れるでしょう。生徒数の確保が困難な大学を公立化する動きはすでに全国で起こっています。特に地方において大学は地域社会にとってなくてはならない存在であり、地域社会と大学の運営の問題は地方行政の大きな課題として議論していくことが大切です。

地方にとって大学って大事なんだ。

田舎の大学なんて馬鹿にされるかもしれないけど、結構大事なのよ。大学生が消費することによる経済効果はもちろん、地方における人材の質の向上に貢献してるの。

 

でも、地方の大学って偏差値低いし。

偏差値に引きずられないほうがいいよ。教育の理想の形ってのは「あらゆる人間に高等教育の機会を提供する」ってことなの。大学生の存在が地方の経済にとって重要であるっていうだけじゃなくて、その人たちがいずれ地方の社会に変革をもたらす存在になるし、長い目で見ればそのコミュニティに大学が存在するかどうかは、地方の生き残りを左右すると言える。

地方大学が地域社会をバージョンアップさせる

トマ・ピケティが『21世紀の資本論』で述べていることだけど、「高等教育への進学率が高い国ほど豊かである」ってのはワリとはっきりした相関関係として示されてるのよ。

そうなんだ。

今でも田舎にほうに行くと、ある程度以上の年齢層の人で大学行った人なんてほぼ皆無みたいなところはいくらでもあるの。

それが年齢が下回るにつれて大学に行った人の割合が徐々に増えていくのね。そうやって長い目で見れば、その人々が大学教育で得た実践的な知識を基にして地域社会を変化させていく存在になる。

学歴社会に洗脳されると、東大早慶以外は価値がないように思うことも多いけど、地方の大学が地域社会をボトムアップさせる重要な役割を担っていることは理解してほしいところだよね。

大学によって色んな役割があるんですね。

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