【共通テスト過去問】英語(リーディング)2023追試【本文と和訳・正解】
第6問A 正解と日本語訳
問1 39 3
問2 40 5 41 3
問3 42 3
問4 43 4
あなたは英語のディスカッショングループに所属している。毎週,メンバーは記事を読み,要約を作成し,共有するための挑戦的なクイズの質問を作成している。次の会議のために,あたなは次の記事を読んでいる。
水生生物を知る
深い青色の海の不思議さは,何千年もの間,海洋観察者達を魅了してきました。 しかし,水生生物は私たちに簡単に到達することはできません。私たちが彼らのところに行ったらどうなるでしょうか。あなたが予想するものに関わらず,ある種の海の動物はあなたのすぐそばにやって来るでしょう。ハワイを拠点にする水中研究写真家のダン・マクスウィーニーは興味深い話を語ります。彼が水中でクジラを調査していると,一頭が彼に向かって突進してきました。クジラは大きいので彼は心配でした。クジラは止まり,口を開けて,彼にいくつかのマグロを「渡しました」。彼は贈り物を受け取りました。マクスウィーニーは,彼のタンクから気泡が発生したため,クジラは彼を似たような動物だと認識し,刺身を提供したと信じています。その後,クジラが戻ってきたので,マクスウィーニーは食べ物を返しました。
イルカやクジラとの友好的な交流は可能ですが,タコはどうでしょうか。サイエンスフィクションでは,ときどきエイリアンがタコのように見えると説明するので,「頭足」を意味するこの動物グループである「頭足類」は人間から遠く離れていると認識されるでしょう。それでも,あなたが彼らについてもっと学べば,あなたは意思の疎通の可能性があると確信するかもしれません。タコには,柔らかい丸い体から伸びる長い触手(腕/脚)があります。触れたり動いたりすることに加え,それぞれの触手は匂いと味を経験し,物をつかんで操作する吸盤と呼ばれる吸いつく円盤を持っています。彼らの目は,2 つの独立したカメラのように,80 度動いて,同時に 2 つの異なるものに焦点を合わせることができます。カリフォルニア大学バークレー校の研究者であるアレクサンダー・スタブスは,タコは人間とは異なる方法で光と色を感じる一方で,色の変化をかなり認識していることを認めています。これらの機能は,彼らが私たちと意思疎通するのに十分な知性を持っていることを示しているのかもしれません。実際,『毎日の不思議』の記事は「問い。タコはあなたと知り合いになれるか。答え。はい。」で始まります。
あたたがタコを見るとき,彼らは「あなたの視線に答える」ことが知られています。彼らはあなたを覚えてさえいるかもしれません。この考えは,ローランド・C・アンダーソンと彼の同僚によって試験され,彼らは 2 人の似たような外見の人々が同じ制服を着る実験を行いました。彼らに餌を与えて交流した友好的な人は,そうしなかったもう一人の人よりも頭足類からまったく異なる反応を得ました。
自然の生息地から連れ去られると,タコはいたずら好きになることがあるので注意してください。彼らは水槽の蓋を押して,逃げ出し,散歩に行くことがあります。科学者達はときどき突然の訪問を受けます。1959 年に書かれた『ナポリ動物学観測所』の論文では,3 匹のタコに餌を手に入れるためにレバーを下げるように教えようとしていることが述べられています。そのうちの 2 匹,アルバートとバートラムは実験に協力しましたが,賢い頭足類のチャールズはそうすることを拒否しました。彼は科学者達に水をかけ,装置を壊すことによって実験を終わらせました。
あなたが彼らの自然な行動や相互交流を見ることに興味があるなら,海に入って彼らにあなたのところに来てもらうほうがうまくいくかもしれません。彼らはあなたに合図するために触手を上げることさえするかもしれません。2007 年頃,ハーバード大学で教えている哲学教授のピーター・ゴッドフリースミスは,休暇でオーストラリアのシドニーの家にいました。海を探検していると,彼は巨大な頭足類に出会いました。ゴッドフリー・スミスは,彼が目撃した行動にとても感銘を受けたので彼の観察に基づいて哲学理論を発達させ始めました。人間が頭足類から何を学べるかを突き止めようと決心して,ゴッドフリースミスは,頭足類に彼を案内させました。ある海の旅では,別の頭足類がゴッドフリースミスの同僚の手を取ってタコの家の 10 分間のツアーに連れて行きました。
もしあなたが泳げないなら,どうしたら海の生き物にあなたのところに来てもらうことができますか。カーン一族は,イスラエルのエイラトにあるコーラルワールドでこれを解決しました。その建物の最下階は実は紅海に建設され,「人間の展示」を作り出しています。多くの水族館の海洋生物のパフォーマンスではなく,あなたは「人間の水槽」の中にいることに気づき,そこでは海の中を自由に泳ぐ好奇心旺盛な魚や海の生き物があなたを見に来ます。良い印象を与えるために,あなたは素敵な服を着たいと思うかもしれません。
あなたの要約:
水生生物を知る
概説
筆者は主に39と言いたい。
人間とタコの相互交流
アンダーソンの実験は,タコが40できることを示唆している。
『ナポリ動物学観測所』の実験は,タコが41できることを示唆している。
ゴッドフリースミスの話は,タコが友好的になり得ることを示唆している。
カーン一族
42
という考えでコーラルワールドを設立した。
あなたのクイズの質問:
記事の話や出来事を表していないものは次のうちのどれか。
答え 43
問1 39に最も適する選択肢を選びなさい。
① 人々がタコと交流できる良い場所は海である
② 目を合わせることは,異なる種の間の友情の重要な印である
③ 海の生き物との交流は,どちらからでも始めることができる
④ 人々は海の生き物と友達になるために家で飼うべきである
問2 40と41に最も適する選択肢を選びなさい。
① 哲学理論を作り出すための良い情報源になる
② 泳いでいる人が彼らの家に近づくと怖がる
③ 実験室の環境では人間に非協力的である
④ おやつをもらえる機会があれば,他のタコと競争する
⑤ 彼らが以前会ったことのある人が親切だと認識する
⑥ 人間のように触ったり,嗅いだり,味わったり,光や色を感じたりする
問3 42に最も適する選択肢を選びなさい。
① 独特な水族館でより多くの人々を魅了する
② 海の生物と一緒に泳ぐのに便利な場所を作る
③ より知的で協力的なタコを育てる
④ 人々と海の生き物の役割を逆転させる
問4 あなたのクイズの質問に対する答えは43である。
① A
② B
③ C
④ D
第6問B
問1 44 3
問2 45 1
問3 46 1 47 4
問4 48 2
問5 49 3
あなたは,次の記事を使って,科学的発見についての学校内プレゼンテーションのポスターを準備している。
あなたがこれを読んでいるとき,あなたはおそらく手に鉛筆を持っています。すべての鉛筆の中心には「鉛」と呼ばれるものがあります。この濃い灰色の物質は実際には鉛(Pb)ではなく,別の物質である黒鉛です。黒鉛は,長年に渡って主要な研究分野でした。それは,簡単に分離できる薄い炭素の層で構成されています。実際,鉛筆で書くことができるのは,この分離の容易さによってです。鉛筆が紙をこするとき,鉛筆の芯から炭素の薄い層が剥がれ,線や文字として紙に残ります。
2004 年,2 人の科学者,アンドレ・ガイムとコンスタンチン・ノボセロフは,イギリスのマンチェスター大学で黒鉛を調べていました。彼らは,研究のために黒鉛の非常に薄い薄片を得ることができるかどうかを確認しようとしていました。彼らの目標は,10 から 100 層の厚さの炭素の薄片を得ることでした。彼らの大学の研究室には最新の科学機器がありましたが,彼らは信じられないほどの飛躍的発展を達成しました。それは後にノーベル賞を受賞する発見となりましたが,安価な粘着テープの一巻きだけでした。
BBCニュースのインタビューで,ガイム教授は彼らの技術について説明しました。彼は,最初の一歩は黒鉛に粘着テープを貼ることだと言いました。そして,テープが剥がされると,黒鉛の断片がテープから剥がれます。次に,テープを半分に折り,断片をテープの反対側に貼り付けます。そして,断片を分けるためにテープを引き離します。これで,以前の約半分の厚さの 2 つの断片ができます。断片が互いに接触するのを避けるために,テープをわずかに異なる位置にもう一度折ります。それを再び引き離すと,以前よりも薄い断片が 4 つになります。この手順を 10 ~ 20 回繰り返すと,テープに多くの非常に薄い断片が残された状態になります。最後に,化学薬品を使ってテープを溶かすと,すべてが溶液に溶けていきます。
ガイムとノボセロフは溶液を見て,薄い断片が平らで丸まっていないことに驚きました。そして,断片がわずか 10 層の黒鉛と同じくらい薄いことにさらに驚きました。黒鉛は電気を通すため,これらの薄いシートをコンピューターチップに使用できるかどうかを彼らが研究するまでに,わずか数週間でした。2005 年までに,彼らは黒鉛の単層を分離することに成功しました。これは自然に存在しないので,この新しい素材にはグラフェンという新しい名前が付けられました。グラフェンは原子 1 個分の厚さで,おそらく宇宙で最も薄い素材です。それは知られている数少ない 2 次元 (2D) 素材の 1 つで,六面のハニカムパターン構造を形成します。さらに,それはおそらく地球上で知られている最も軽くて強い物質です。それはまた,電気を運ぶのに優れています。実際,実験室の温度( 20 ~ 25°C)で,グラフェンは知られているあらゆる物質よりも速く電気を通します。グラフェンで作られた電池はリチウムイオン電池より3倍長持ちし,5倍速く充電されるで,これにより,製造業者はさらなる研究に投資するようになりました。
グラフェンは,その驚くべき特性からスーパー素材と呼ばれてきました。それは紙より千倍軽く,ほぼ透明に近いです。それは光の 98% を透過すると同時に,密度が非常に高いため,ヘリウムガスの 1 分子さえ透過できません。それはまた光を電気に変換することができます。それは重量当たりで鋼鉄より 200 倍の強く,実際とても強いので,グラフェンの 1 平方メートルのシートを作ることができれば,それは人間の髪の毛よりも軽く,猫の重さを支えるのに十分な強さです。端的に言えば,鉛筆の芯に含まれるこの素材は,コンピューターチップ,充電式電池,そして丈夫で軽量な素材の開発に革命をもたらす可能性を持っているのです。
あなたのプレゼンテーションポスターの原稿:
グラフェン
基本情報 44
グラフェンは…
A. 二次元の素材である。
B. 黒鉛が分離した層である。
C. 非常に薄い金属シートである。
D. 天然素材の物質ではない。
E. 金網のシートのように見える。
F. 高度な機器なしで分離された。
ガイムとノボセロフが黒鉛を分離した方法( 5 段階)
段階 1. 粘着テープを黒鉛に押し付けて剥がす。
段階 2.
段階 3. 45
段階 4.
段階 5. テープを化学溶液に溶かし,断片を集める。
グラフェンの特性
46
47
将来の利用
48
問1 あなたはポスターを確認している。あなたは基本情報の部分で誤りを見つけた。あなたが取り除くべきものは次のうちどれか。44
① A
② B
③ C
④ D
⑤ E
⑥ F
問2 あなたは黒鉛の層を分離するために使われる 5 段階の作業を要約しようとしています。作業を完了するのに最も適する組み合わせを選びなさい。45
A. この作業を何度も繰り返す。
B. テープをもう一度 2 つに折り,テープの別の部分が黒鉛に触れるようにする。
C. テープを 2 つに折り,引き離す。
D. 薄い断片にテープを貼り,押し付ける。
E. 粘着テープから黒鉛の断片を剥がす。
① C → B → A
② C → E → D
③ D → C → B
④ D → E → A
⑤ E → C → A
⑥ E → C → D
問3 以下の一覧から,黒鉛の特性を最もよく表しているものを 2 つ選びなさい。(順番は問いません。) 46・47
① 平均的な室温では,それは電気を運ぶのに世界で最も効率的な素材である。
② 同じグラムであれば,グラフェンの方がより強く,電気に対してより抵抗がある。
③ グラフェンは,1cm2あたりで黒鉛よりもわずかに重い。
④ ほぼすべての光がその構造を通過する。
⑤ 六面のハニカム構造により,ガス粒子が一方の側から他の側へ通過する。
問4 本文から,グラフェンが将来利用される可能性があるのは次のうちどれか。48
① 大きなガス分子から小さなガス分子をろ過するための素材
② 感光性チップの開発
③ 耐電素材
④ 電池の重量と強度を高める。
問5 本文から,私たちは筆者が49ことを推論できる。
① ノーベル賞を受賞した多くの偉大な発見が費用の安い機器で行われたと信じている
② 充電式電池の製造費用と充電時間を削減するグラフェンの潜在能力について知っていた
③ ガイムとノボセロフによって明らかにされるまで,グラフェンとそのすべての特性が鉛筆でつけたすべての線に隠されていたという事実に感銘を受けた
④ ガイムとノボセロフがコンピュータチップにグラフェンの薄いシートを使用する可能性に気づくのにどれほど時間がかかったのかに驚いた
問題文
第6問A
You belong to an English discussion group. Each week, members read an article, create a summary, and make a challenging quiz question to share. For the next meeting, you read the following article.
Getting to Know Aquatic Species
The mysteries of the deep blue sea have fascinated ocean-watchers for millennia. Aquatic beings, however, cannot easily get to us. What if we go to them? Despite what you may expect, certain ocean animals will come right up to you. Dan McSweeney, a Hawaii-based underwater research photographer, tells a fascinating story. While he was studying whales underwater, one came charging at him. Whales are huge, so he was worried. The whale stopped, opened its mouth, and “passed” him some tuna. He accepted the gift. McSweeney believes that because of the air bubbles coming from his tank, the whale recognized him as a similar animal and offered the sashimi. Later, the whale came back, and McSweeney returned the food.
Friendly interactions with dolphins or whales are possible, but how about octopuses? Science fiction sometimes describes aliens as looking like octopuses, so this animal group “cephalopods,” which means “head-feet,” may be perceived as being distant from humans. Yet, if you learn more about them, you might be convinced there is the possibility of interaction. Octopuses have long tentacles (arms/legs) extending from soft round bodies. Besides touch and motion, each tentacle experiences smell and taste and has sucking disks, called suckers, that grab and manipulate things. Their eyes, like two independent cameras, can move 80° and focus on two different things at once. UC Berkeley researcher, Alexander Stubbs, confirms that while octopuses sense light and color differently from humans, they do recognize color changes. These features might indicate that they are intelligent enough to interact with us. In fact, an article in Everyday Mysteries begins: “Question. Can an octopus get to know you? Answer. Yes.”
Octopuses are known to “return your gaze” when you look at them. They may even remember you. This notion was tested by Roland C. Anderson and his colleagues, who conducted experiments with two similar-looking people wearing the same uniforms. The friendly person, who had fed and socialized with them, got a completely different reaction from the cephalopods than the other person who had not.
When taken from their natural habitat, octopuses can be mischievous, so watch out. They can push the lids off their tanks, escape, and go for a walk. Scientists sometimes get surprise visits. A paper from the Naples Zoological Station, written in 1959, talks about trying to teach three octopuses to pull a lever down for food. Two of them, Albert and Bertram, cooperated with the experiment, but Charles, a clever cephalopod, refused to do so. He shot water at the scientists and ended the experiment by breaking the equipment.
If you are interested in seeing their natural behavior and interactions, getting into the sea and having them come to you might work better. They may even raise a tentacle to motion you over. Around 2007, Peter Godfrey-Smith, a philosophy professor teaching at Harvard University, was home on vacation in Sydney, Australia. Exploring in the ocean, he came across a giant cephalopod. Godfrey-Smith was so impressed by the behavior he witnessed that he started developing philosophy theories based on his observations. Determined to find out what humans could learn from cephalopods, Godfrey-Smith let them guide him. On one ocean trip, another cephalopod took Godfrey-Smith’s colleague by the hand on a 10-minute tour of the octopus’s home, “as if he were being led across the sea floor by a very small, eight-legged child!”
How can you get sea creatures to come to you if you don’t swim? The Kahn family has solved this with “Coral World” in Eilat, Israel. The lowest floor of the building is actually constructed in the Red Sea, creating a “human display.” Rather than the sea-life performances at many aquariums, you find yourself in a “people tank,” where curious fish and sea creatures, swimming freely in the ocean, come to look at you. To make a good impression, you may want to wear nice clothes.
Your summary:
Getting to Know Aquatic Species
General information
The author mainly wants to say that 39.
Human-octopus interaction
Anderson’s experiment suggests octopuses can 40.
The Naples Zoological Station experiment suggests octopuses can 41. Godfrey-Smith’s story suggests octopuses can be friendly.
The Kahn family
Established Coral World with the idea of 42
Your quiz question:
Which of the following does not represent a story or episode from the article?
Answer 43
問1 Choose the best option for 39.
① a good place where people can interact with octopuses is the ocean
② eye contact is a key sign of friendship between different species
③ interactions with sea creatures can be started by either side
④ people should keep sea creatures at home to make friends with them
問2 Choose the best options for 40 and 40.
① be a good source for creating philosophical theories
② be afraid of swimmers when they get close to their home
③ be uncooperative with humans in a laboratory setting
④ compete with other octopuses if they have chances to get treats
⑤ recognize that someone they have met before is kind
⑥ touch, smell, taste, and sense light and color like humans
問3 Choose the best option for 42.
① attracting more people with a unique aquarium
② creating a convenient place to swim with sea life
③ raising more intelligent and cooperative octopuses
④ reversing the roles of people and sea creatures
問4 The answer to your quiz question is 43.
① A
② B
③ C
④ D
第6問B
You are preparing a poster for an in-school presentation on a scientific discovery, using the following article.
As you are reading this, you probably have a pencil in your hand. In the center of every pencil is something called “lead.” This dark gray material is not actually lead (Pb), but a different substance, graphite. Graphite has been a major area of research for many years. It is made up of thin layers of carbon that can be easily separated. Indeed, it is this ease of separation that enables the pencil to write. As the pencil rubs against the paper, thin layers of carbon are pulled off the pencil lead and left on the paper as lines or writing.
In 2004, two scientists, Andre Geim and Konstantin Novoselov, were investigating graphite at the University of Manchester, in the UK. They were trying to see if they could obtain a very thin slice of graphite to study. Their goal was to get a slice of carbon which was between 10 and 100 layers thick. Even though their university laboratory had the latest scientific equipment, they made their incredible breakthrough — for what was later to become a Nobel Prize-winning discovery — with only a cheap roll of sticky tape.
In a BBC News interview, Professor Geim described their technique. He said that the first step was to put sticky tape on a piece of graphite. Then, when the tape is pulled off, a flake of graphite will come off on the tape. Next, fold the tape in half, sticking the flake onto the other side of the tape. Then pull the tape apart to split the flake. You now have two flakes, roughly half as thick as before. Fold the tape together once more in a slightly different position to avoid having the flakes touch each other. Pull it apart again, and you will now have four thinner flakes than before. Repeat this procedure 10 or 20 times, and you’re left with many very thin flakes attached to your tape. Finally, you dissolve the tape using chemicals so everything goes into a solution.
Geim and Novoselov then looked at the solution, and were surprised to see that the thin flakes were flat and not rolled up ―― and even more surprised that the flakes were as thin as only 10 layers of graphite. As graphite conducts electricity, it was only a matter of weeks before they were studying whether these thin sheets could be used in computer chips. By 2005, they had succeeded in separating a single layer of graphite. As this does not exist naturally, this new material was given a new name: graphene. Graphene is only one atom thick, and perhaps the thinnest material in the universe. It is one of the few two-dimensional (2D) materials known, and forms a six-sided, honeycomb-patterned structure. In addition, it is possibly the lightest and strongest substance known on earth. It is also excellent at carrying electricity. In fact, at laboratory temperatures (20-25°C), graphene conducts electricity faster than any known substance. This has led to manufacturers investing in further research because graphene-based batteries could last three times longer and be charged five times faster than lithium-ion batteries.
Graphene has been called a super-material because of its amazing properties. It is 1,000 times lighter than paper and close to being totally transparent. It allows 98% of light to pass through it while at the same time it is so dense that even one molecule of helium gas cannot pass through it. It can also convert light into electricity. It is 200 times stronger than steel by weight: So strong in fact, that if you could make a 1 m2 sheet of graphene, it would weigh less than a human hair and be strong enough to hold the weight of a cat. Quite simply, this material found in pencil lead has the potential to revolutionize the development of computer chips, rechargeable batteries, and strong, light-weight materials.
Your presentation poster draft:
Graphene
Basic information 44
Graphene…
A. is a 2D material.
B. is a separated layer of graphite.
C. is an extremely thin sheet of metal.
D. is not a naturally occurring substance.
E. looks like a sheet of wire mesh.
F. was isolated without advanced equipment.
How Geim and Novoselov separated graphite (5 steps)
Step 1. Press sticky tape on graphite and remove.
Step 2.
Step 3. 45
Step 4.
Step 5. Dissolve tape in a chemical solution and collect the flakes.
The properties of graphene
46
47
Future use
48
問1 You are checking your poster. You spotted an error in the basic information section. Which of the following should you remove? 44
① A
② B
③ C
④ D
⑤ E
⑥ F
問2 You are going to summarize the five-step process used to separate layers of graphite. Choose the best combination of steps to complete the process.45
A. Do this process over and over again.
B. Fold tape in two again so another part of the tape touches the graphite.
C. Fold tape in two and pull it apart.
D. Place tape on the thinner flakes and press down.
E. Pull a flake of graphite off some sticky tape.
① C → B → A
② C → E → D
③ D → C → B
④ D → E → A
⑤ E → C → A
⑥ E → C → D
問3 From the list below, select the two which best describe graphene’s properties. (The order does not matter.) 46・47
① At average room temperature, it is the world’s most efficient material for carrying electricity.
② Gram for gram, graphene is stronger and more resistant to electricity.
③ Graphene weighs slightly more than graphite per cm2.
④ It allows almost all light to pass through its structure.
⑤ Its six-sided honeycomb structure allows gas particles to pass from one side to another.
問4 From this passage, which of the following might graphene be used for in the future? 48
① A material for filtering small gas molecules from large ones
② Developing light-sensitive chips
③ Electricity resistant materials
④ Increasing the weight and strength of batteries.
問5 From this passage, we can infer that the writer 49.
① believed that many great Nobel Prize-winning discoveries have been made with low-cost equipment
② knew about the potential of graphene to reduce the production costs and recharging times of rechargeable batteries
③ was impressed by the fact that graphene and all its properties had lain hidden in every pencil mark until being revealed by Geim and Novoselov
④ was surprised at how long it took for Geim and Novoselov to realize the potential of using thin sheets of graphene in computer chips
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