【スマホで復習!高校化学】高分子化合物教科書まとめ
合成繊維
ナイロン66
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- 2 価カルボン酸(カルボキシ基 $-\text{COOH}$ を 2 つもつ)のアジピン酸と 2 価アミンのヘキサメチレンジアミン が縮合重合したもの。
- 66 は単量体のジアミン(炭素の数が 6 個)とジカルボン酸(炭素の数が 6 個)の炭素原子の数を表す。よってナイロン 66 の炭素原子の数は 12 個。
ナイロン6
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$\overset{\text{イプシロン}}{\text{ε}}$―カプロラクタムの環状構造が開環して鎖状となる重合(開環重合)によってつくられる。
ポリエチレンテレフタラート(PET)
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2価カルボン酸のテレフタル酸と2価アルコールのエチレングリコールを縮合重合させたもの。エステル結合をもつ。
アクリル繊維
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ポリアクリロニトリル(アクリロニトリル $\text{CH}_2=\text{CH}-\text{CN}$ が付加重合によって結びついたもの)を主成分とする合成繊維をアクリル繊維という。
ビニロン
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- 酢酸ビニルを付加重合させるとポリ酢酸ビニルとなり,$\text{NaOH}$ で加水分解(けん化という)させるとポリビニルアルコール(PVA)が得られる。
- ポリビニルアルコールをホルムアルデヒド水溶液で処理(アセタール化という)するとビニロンになる。アセタール化によって,2 つのヒドロキシ基 $-\text{OH}$ が $-\text{O}-\text{CH}_2-\text{O}-$ に置きかわる。
- ビニルアルコールは不安定な物質なので,これをもとにポリビニルアルコールを作ることはできない。
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