解答・解説
ア イ ウ 3 2 3 エ 3
オ カ キ ク 2 3 5 3 ケコ 12
サ シ 4 5 ス セ 3 5
ソ 3 タチ 11 ツテ 13
トナニ -36 ヌ ネノ 2 10
ハ ヒフ 3 -4 ヘ 7 ホ 5
(1)
加法定理を用いて
3cos(θ−3π)=3(cosθcos3π+sinθsin3π)
=3(21cosθ+23sinθ)
=23cosθ+23sinθ
…アイウ
よって
sinθ>23cosθ+23sinθ
21sinθ+23cosθ<0
三角関数の合成を用いて
sin(θ+3π)<0

…ウ
よって
π<θ+3π<2π
32π<θ<35π
…オカキク
(2)
25x2−35x+k=0
解と係数の関係より
α+β=2535=57
sinθ+cosθ=57
αβ=25k
sinθcosθ=25k
ここで,sinθ+cosθ を 2 乗した上で,公式 sin2x+cos2x=1 を用いるとよい
(sinθ+cosθ)2=2549
sin2θ+2sinθcosθ+cos2θ=2549
1+2sinθcosθ=2549
2sinθcosθ=2524
sinθcosθ=2512
よって
25k=2512
k=12
…ケコ
k の値を 25x2−35x+k=0 に代入して
25x2−35x+12=0
(5x−3)(5x−4)=0
x=53,54

θ が sinθ≧cosθ であることに注意すると
sinθ=54,cosθ=53
…サシスセ
ここで,tanθ を比べると
tanθ=34>1
tan4π=1 だから,θ>4π であることが分かる。また tan3π=13=3 であるから,34 と 3 を比べると,それぞれ 2 乗して
916<3
となる。よって,θ<3π である。
したがって,4π≦θ<3π
…ソ
〔2〕
t31−t−31=−3
両辺を 2 乗して
(t31−t−31)2=9
t32−2+t−32=9
t32+t−32=11
…タチ
次に t31+t−31
の両辺を 2 乗して
(t31+t−31)2=t32+2+t−32
=11+2=13
よって
t31+t−31=13
…ツテ
また,t31−t−31=−3 の両辺を 3 乗して
(t31−t−31)3=−27
t−3t32⋅t−31+3t31⋅t−32−t−1=−27
t−t−1−3(t31−t−31)=−27
t−t−1+9=−27
t−t−1=−36
…トナニ
(2)
② の左辺を変形すると
log3(xy)=log3x+log3y
=log3x+log3y21
=log3x+21log3y
=X+21Y
よって ② は
X+21Y≦5
2X+Y≦10⋯⋯④
…ヌネノ
③ の左辺を変形すると
log81x3y=log81y−log81x3
底の変換の公式 logab=logcalogcb を用いて
=log381log3y−log381log3x3
=4log3y−3log3x
=4Y−3X
よって ③ は
4Y−3X≦1
Y−3X≦4
3X−Y≧−4⋯⋯⑤
…ハヒフ
次に Y のとり得る最大の整数の値を求めると
④ を変形して
Y≦−2X+10
また, ⑤ を変形して
Y≦3X+4
これより
{Y=−2X+10Y=3x+4
として,その交点を求める。式を連立すると
−2X+10=3X+4
5X=6
X=56
これを式に代入して
Y=−2⋅56+10
=−512+10
=538

グラフより Y の取り得る最大の整数の値は 7 であることが分かる。
…ヘ
さらに Y=7 を ④ に代入して
2X+7≦10
2X≦3
X≦23
3X−7≧−4
3X≧3
X≧1
よって 1≦X≦23
1≦log3x≦23
ここで x の最大値を考えるために log3x=23 とおくと
x=323=33=33
33 の大きさを考えると
3<2
33<6
よって 0<x<6
したがって x のとり得る最大の整数の値は 5
…ホ
第1問 問題文
〔1〕
(1) 0≦θ<2π のとき
sinθgr3cos(θ−3π)⋯⋯①
となる θ の値の範囲を求めよう。
加法定理を用いると
3cos(θ−3π)=イアcosθ+イウsinθ
である。よって, 三角関数の合成を用いると, ① は
sin(θ+エπ)<0
と変形できる。したがって, 求める範囲は
カオπ<θ<クキπ
である。
(2) 0≦θ≦2π とし, k を実数とする。sinθ と cosθ は x の2次方程式 25x2−35x2+k=0 の解であるとする。このとき, 解と係数の関係により sinθ+cosθ と sinθcosθ の値を考えれば, k=ケコ であることがわかる。
さらに, θ が sinθ≧cosθ を満たすとすると, sinθ=シサ, cosθ=セス である。このとき, θ は ソ を満たす。ソ に当てはまるものを, 次の ⓪~⑤ のうちから一つ選べ。
⓪ 0≦θ<12π ① 12π≦θ<6π
② 6π≦θ<4π ③ 4π≦θ<3π
⓪ 3π≦θ<125π ① 125π≦θ≦2π
〔2〕
(1) t は正の実数であり, t31−t−31=−3 を満たすとする。このとき
t32+t−32=タチ
である。さらに
t31+t−31=ツテ, t−t−1=トナニ
である。
(2) x, y は正の実数とする。連立不等式
⎩⎨⎧log3(xy)≦5⋯⋯②log81x3y≦1⋯⋯③
について考える。
X=log3x, y=log3y とおくと, ②は
ヌX+Y≦ネノ⋯⋯④
と変形でき, ③ は
ハX−Y≧ヒフ⋯⋯⑤
と変形できる。
X, Y が 4 と 5 を満たすとき, Y のとり得る最大の整数の値は ヘ である。また, x, y が ②, ③ と log3y=ヘ を同時に満たすとき, x のとり得る最大の整数の値は、ホ である。
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