【スマホで読む・わかりやすい】センター数学IIB2018追試【解説・正解・問題】
第1問 解答・解説
ア イ 2 2 ウ エ 4 4 オ カ 5 4
キク ケ コ -1 1 2 サ シ 2 3
スセ 10 ソ 3 タ 6 チ 1
ツテ ト 2a a ナ ニ 1 4
ヌネ ノ -5 4 ハ 3 ヒ フ,ヘ - 1,1
〔1〕
三平方の定理より
$\text{AP}^2=(\cos2\theta-1)^2+\sin^22\theta$
$=\cos^22\theta-2\cos2\theta+1+\sin^22\theta$
$\sin^2x+\cos^2x=1$ より
$=2-2\cos2\theta$
・・・アイ
2 倍角の公式 $\cos2x=\cos^2x-\sin^2x$より
$\cos2\theta=\cos^2\theta-\sin^2\theta$
$=\cos^2\theta-(1-\sin^2\theta)$
$=2\cos^2-1$
よって
したがって
$\text{AP}^2=2-2(2\cos^2-1)$
$=4-4\cos^2\theta$
・・・ウエ
$\text{PQ}^2=(2\cos3\theta-\cos2\theta)^2+(2\sin3\theta-\sin2\theta)^2$
$=4\cos^23\theta-4\cos2\theta\cos3\theta+\cos^22\theta+4\sin^23\theta-4\sin2\theta\sin3\theta+\sin^22\theta$
$\sin^2\theta+\cos^2\theta=1$,$\sin^22\theta+\cos^22\theta=1$ だから
$=5-4(\cos2\theta\cos3\theta+\sin2\theta\sin3\theta)$
加法定理 $\cos(A-B)=\cos A\cos B+\sin A\sin B$ より
$=5-4\cos(2\theta-3\theta)$
$=5-4\cos(-\theta)$
$\cos \theta=\cos(-\theta)$ より
$=5-4\cos\theta$
・・・オカ
また,$\cfrac{\pi}{3}$ ≦ $\theta$ < $\pi$ より
-1 ≦ $\cos\theta$ ≦ $\cfrac{1}{2}$
・・・キクケコ
$\text{AP}^2+\text{PQ}^2=4-4\cos^2\theta+5-4\cos\theta$
$=-4\cos^2\theta-4\cos\theta+9$
式を平方完成すると
$=-4(\cos^2\theta+\cos\theta)+9$
$=-4\Big(\cos\theta+\cfrac{1}{2}\Big)^2+4\Big(\cfrac{1}{2}\Big)^2+9$
$=-4\Big(\cos\theta+\cfrac{1}{2}\Big)^2+10$
$\cos\theta=-\cfrac{1}{2}$ のとき,$\theta=\cfrac{2}{3}\pi$ だから
$\theta=\cfrac{2}{3}\pi$ のとき最大値 10
・・・サシスセ
また,$\cos=\cfrac{1}{2}$ のとき $\theta=\cfrac{\pi}{3}$ だから
$\theta=\cfrac{\pi}{3}$ のとき最小値をとる。
$-4\Big(\cfrac{1}{2}+\cfrac{1}{2}\Big)^2+10$
$=-4+10=6$
したがって,最小値は 6
・・・ソタ
〔2〕
(1)
$X=2^x$ とおくと $X$ > 0
・・・チ
①を変形すると
$4^x\cdot4^a-2^x\cdot2^a+a=0$
$2^{2x}\cdot2^{2a}-2^x\cdot2^a+a=0$
$2^{2a}X^2-2^aX+a=0\cdots\cdots$②
・・・ツテト
$D=2^{2a}-4\cdot2^{2a}\cdot a=0$
$2^{2a}(1-4a)=0$
・・・ナニ
(2)
②は
$2^{2a}X^2-2^aX+a=0$
$X=\cfrac{2^a\pm\sqrt{D}}{2\cdot2^{2a}}$
②はただ一つの解を持つので $D=0$ である。
$X=\cfrac{2^a}{2\cdot2^{2a}}$
$X=2^{a-1-2a}=2^{-a-1}$
$X=2^x$ だから
$x=-a-1$
$=-\cfrac{1}{4}-1=-\cfrac{5}{4}$
・・・ヌネノ
(3)
$a$≠$\cfrac{1}{4}$ のとき
②は $f(0)$ ≦ 0 であれば,$X$ > 0 の範囲でただ一つの解を持つ。
$f(0)=a$ だから $a$ ≦ 0
・・・ハ
$X$ > 0 の範囲で解を求める。$D=2^{2a}(1-4a)$ を用いて
$X=\cfrac{2^a+\sqrt{2^{2a}(1-4a)}}{2\cdot2^{2a}}$
$=\cfrac{2^a+2^a\sqrt{1-4a}}{2^{2a+1}}$
$=\cfrac{1+\sqrt{1-4a}}{2^{a+1}}$
よって
$2^x=\cfrac{1+\sqrt{1-4a}}{2^{a+1}}$
底を 2 として両辺の対数を取ると
$\log_22^x=\log_2\cfrac{1+\sqrt{1-4a}}{2^{a+1}}$
$x\log_22=\log_2(1+\sqrt{1-4a})-\log_22^{a+1}$
$x=-(a+1)\log_22+\log_2(1+\sqrt{1-4a})$
$=-a-1+\log_2(1+\sqrt{1-4a})$
・・・ヒフヘ
第1問 問題文
〔1〕座標平面上に点 A(1,0),P($\cos2\theta$,$\sin2\theta$),Q($2\cos3\theta$,$2\sin3\theta$) を
とる。$\theta$ が $\cfrac{\pi}{3}$ ≦ $\theta$ < $\pi$ の範囲を動くとき,$\text{AP}^2+\text{PQ}^2$ の最大値と最小値を求めよう。
$\text{AP}^2$ は
$\text{AP}^2$ = $\boxed{\text{ア}}-\boxed{\text{イ}}\cos2\theta$
$=\boxed{\text{ウ}}-\boxed{\text{エ}}\cos^2\theta$
である。また,$\text{PQ}^2$ は
$\text{PQ}^2=\boxed{\text{オ}}-\boxed{\text{カ}}\cos\theta$
である。
$\cfrac{\pi}{3}$ ≦ $\theta$ < $\pi$ であるから,$\boxed{\text{キク}}$ < $\cos\theta$ ≦ $\cfrac{\boxed{\text{ケ}}}{\boxed{\text{コ}}}$ である。した
がって,$\text{AP}^2+\text{PQ}^2$ は,$\theta=\cfrac{\boxed{\text{サ}}}{\boxed{\text{シ}}}\pi$ のとき最大値 $\boxed{\text{スセ}}$ をとり,$\theta=\cfrac{\pi}{\boxed{\text{ソ}}}$ のとき最小値 $\boxed{\text{タ}}$ をとる。
〔2〕$a$ を定数とする。$x$ の方程式
$4^{x+a}-2^{x+a}+a=0\cdots\cdots$①
がただ一つの解をもつとき,その解を求めよう。
(1) $X=2^x$ とおくと,$X$ のとり得る値の範囲は $\boxed{\text{チ}}$ である。$\boxed{\text{チ}}$ に当てはまるものを,次の⓪~③のうちから一つ選べ。
⓪ $X$ ≧ 0 ① $X$ > 0 ② $X$ ≧ 1 ③ $X$ > 1
また,①を $X$ を用いて表すと,$X$ の2次方程式
$2^{\boxed{\text{ツテ}}}X^2-2^{\boxed{\text{ト}}}X+a=0\cdots\cdots$②
となる。この2次方程式の判別式を $D$ とすると
$D=2^{\boxed{\text{ツテ}}}(\boxed{\text{ナ}}-\boxed{\text{ニ}}a)$
である。
(2) $a=\cfrac{\boxed{\text{ナ}}}{\boxed{\text{ニ}}}$ のとき,②は $\boxed{\text{チ}}$ の範囲でただ一つの解をもつ。したがって,①もただ一つの解をもち,その解は $x=\cfrac{\boxed{\text{ヌネ}}}{\boxed{\text{ノ}}}$ である。
(3) $a\not=\cfrac{\boxed{\text{ナ}}}{\boxed{\text{ニ}}}$ のとき,②が $\boxed{\text{チ}}$ の範囲でただ一つの解をもつための必要十分条件は,$\boxed{\text{ハ}}$ である。$\boxed{\text{ハ}}$ に当てはまるものを,次の⓪~⑤のうちから一つ選べ。
⓪ $a$ > 0 ① $a$ < 0
② $a$ ≧ 0 ③ $a$ ≦ 0
④ a > $\cfrac{\boxed{\text{ナ}}}{\boxed{\text{ニ}}}$ ⑤ $a$ < $\cfrac{\boxed{\text{ナ}}}{\boxed{\text{ニ}}}$
$\boxed{\text{ハ}}$ のとき,①もただ一つの解をもち,その解は
$x=\boxed{\text{ヒ}}a-\boxed{\text{フ}}+\log_2(\boxed{\text{ヘ}}+\sqrt{\boxed{\text{ナ}}-\boxed{\text{ニ}}a})$
である。
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