【スマホで読む・わかりやすい】センター数学IIB2017追試【解説・正解・問題】
第2問 解答・解説
ア イウ エ 3 10 3 オ カ 1 3 キ 3
クケコ -13 サ 1 シ ス 3 4
セソ タ -2 3 チ ツ 2 4 テ ト 2 2
ナニ ヌ -2 0 ネ,ノ 0,2 ハ 5
ヒ フヘ ホ 3 87 6
(1)
$f'(x)=3x^2-10x+3$
・・・アイウエ
$3x^2-10x+3=0$ とおくと
$(x-3)(3x-1)=0$
$x=3,\cfrac{1}{3}$
$\def\arraystretch{1.25}\begin{array}{c:c:c:c:c:c:c} x &0& \cdots & \frac{1}{3}&\cdots&3&\cdots \\ \hline f'(x) &+ &+ & 0&-&0&+ \\ \hline f(x) &-4 &\nearrow & -\frac{95}{27} &\searrow&-13&\nearrow \end{array}$
$f(0)=-4$
$f\Big(\cfrac{1}{3}\Big)=\cfrac{1}{27}-\cfrac{5}{9}+1-4=-\cfrac{95}{27}$
$f(3)=27-45+9-4=-13$
したがって,$f(x)$ は $x=\cfrac{1}{3}$ で極大値,$x=3$ で極小値をとる。また,$x$ ≧ 0 の範囲における $f(x)$ の最小値は $-13$
・・・オカキクケコ
さらに,上の図より,実数解の個数は 1 個。
・・・サ
(2)
$f'(0)=3$ より,$x=0$ における接線の傾きは 3
これが (0,―4) を通るので
$\ell$:$y=3x-4$
・・・シス
また,$C$ を $x$ で微分すると
$y’=2x+p$
$C$ は点 ($a$,$3a-4$) で $\ell$ と接するので
$x=a$ のとき,接線の傾きは $2a+p$ だから
$2a+p=3$
が成り立つ。式を変形して
$p=-2a+3$
・・・セソタ
これと ($a$,$3a-4$) を $C$ に代入して
$3a-4=a^2+(-2a+3)a+q$
$q=3a-4-a^2-(-2a+3)a$
$=a^2-4$
・・・チツ
(3)
$g(x)=x^2+px+q$ とおくと
$g(0)g(1)=q(1+p+q)$
$=(a^2-4)(1-2a+3+a^2-4)$
$=(a^2-4)(a^2-2a)$
$=a(a+2)(a-2)^2$ < 0
・・・テト
$(a-2)^2$ は常に正の値をとるので,不等式を $(a-2)^2$ で割ると
$a(a+2)$ < 0
―2 < $a$ < 0
・・・ナニヌ
また,$g(0)=q=a^2-4=(a+2)(a-2)$
0 < $a+2$ < 2,-4 < $a-2$ < -2
正の数×負の数=負の数だから,$g(0)$ < 0
・・・ネ
さらに,$g(1)=1+p+q=a^2-2a=a(a-2)$
-2 < $a$ < 0,-4 < $a-2$ < -2
負の数×負の数=正の数だから,$g(1)$ > 0
・・・ノ
$\displaystyle\int_0^1 g(x)=-S+T=T-S$
また,$S=T$ のとき $T-S=0$ となるので
$\displaystyle\int_0^1 g(x)=0$
が成り立つ。
・・・ハ
$\displaystyle\int_0^1 x^2+(-2a+3)x+a^2-4\space dx$
$=\Big[\cfrac{x^3}{3}+\cfrac{-2a+3}{2}x^2+(a^2-4)x\Big]_0^1$
$=\cfrac{1}{3}+\cfrac{-2a+1}{2}+a^2-4=0$
両辺を 6 倍して
$2-6a+9+6a^2-24=0$
$6a^2-6a-13=0$
$a=\cfrac{3\pm\sqrt{9+78}}{6}$
-2 < $a$ < 0 と,$\sqrt{9}$ < $\sqrt{87}$ $\iff$ $3$ < $\sqrt{87}$ より
$a=\cfrac{3-\sqrt{87}}{6}$
・・・ヒフヘホ
第2問 問題文
関数 $f(x)=x^3-5x^2+3x-4$ について考える。
(1) 関数 $f(x)$ の増減を調べよう。$f(x)$ の導関数は
$f(x)=\boxed{\text{ア}}x^2-\boxed{\text{イウ}}x+\boxed{\text{エ}}$
であり, $f(x)$ は $x=\cfrac{\boxed{\text{オ}}}{\boxed{\text{カ}}}$ で極大値, $x=\boxed{\text{キ}}$ で極小値をとる。よって, $x\geqq0$ の範囲における $f(x)$ の最小値は $\boxed{\text{クケコ}}$ である。
また, 方程式 $f(x)=0$ の異なる実数解の個数は, $\boxed{\text{サ}}$ 個である。
(2) 曲線 $y=f(x)$ 上 の 点 $(0,f(0))$ における接線を $\ell$ とすると, $\ell$ の方程式は $y=\boxed{\text{シ}}x-\boxed{\text{ス}}$ である。また, 放物線 $y=x^2+px+q$ を $C$ とし, $C$ は点$(a, \boxed{\text{シ}}a-\boxed{\text{ス}})$ で $\ell$ と接しているとする。このとき, $p,q$ は $a$ を用いて,
$p=\boxed{\text{セソ}}a+\boxed{\text{タ}},q=a^{\boxed{\text{チ}}}-\boxed{\text{ツ}}$
と表される。
(3) (2)の放物線 $C$ は, $0\leqq x\leqq1$ の範囲では, $x$ 軸とただ1点$(\beta, 0)$で交わり, $0\lt\beta\lt1$ であるとする。このとき, $g(x)=x^2+px+q$ とおけば
$g(0)g(1)=a(a+\boxed{\text{テ}})(a-\boxed{\text{ト}})^2\lt0$
である。$(a-\boxed{\text{ト}})^2$ は負にならないので, $a$ の値の範囲は $\boxed{\text{ナニ}}\lt a\lt \boxed{\text{ヌ}}$ であり, $g(0)\boxed{\text{ネ}}0$, $g(1)\boxed{\text{ノ}}0$ である。ただし, $\boxed{\text{ネ}}$ と $\boxed{\text{ノ}}$ については, 当てはまるものを, 次の⓪~②のうちから一つずつ選べ。同じものを選んでもよい。
⓪ $\lt$ ① $=$ ② $\gt$
放物線 $C$の $0\leqq x\leqq\beta$ の部分と, $x$ 軸および $y$ 軸で囲まれた図形の面積を $S$ とする。また, $C$ の $\beta\leqq x\leqq1$ の部分と, $x$ 軸および直線 $x=1$ で囲まれた図形の面積を $T$ とする。このとき, $a$ の値によらず, $\displaystyle\int_0^1 g(x)dx=\boxed{\text{ハ}}$ が成り立つ。$\boxed{\text{ハ}}$ に当てはまるものを, 次の⓪~⑦のうちから一つ選べ。
⓪ $S+T$ ① $\cfrac{S+T}{2}$
② $2S+T$ ③ $2T+S$
④ $S-T$ ⑤ $T-S$
⑥ $2S-T$ ⑦ $2T-S$
したがって, $S=T$ となる $a$ の値を求めると, $a=\cfrac{\boxed{\text{ヒ}}-\sqrt{\boxed{\text{フヘ}}}}{\boxed{\text{ホ}}}$ ある。
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