次に p を考える。x 座標が (2k+1) 以上 4k 以下である点の個数は,q から x 座標が (2k+1) のときの個数を引けばよい。これを q に加えると
p=q+q−2k−1
=2q−2k−1
=2(6k2+5k+1)−6k−1
=12k2+4k+1
・・・サシスセ
(2)
(x,y,z) の個数 r は,(1)をもとにして格子点の個数を数えることで求められる。
1 ≦ z ≦ 2 のとき,r は z=1 のときの個数と,z=2 のときの個数を合計したものである。よって
r=z=1∑2(12z2+4z+1)
=12⋅61⋅2(2+1)(2⋅2+1)+4⋅21⋅2(2+1)+2
=74
・・・ソタ
また,自然数 n に対して 1 ≦ z ≦ 2n だから,上と同様に
r=z=1∑2n12z2+4z+1
=12⋅612n(2n+1)(2⋅2n+1)+4⋅21⋅2n(2n+1)+2n
=4n(2n+1)(4n+1)+4n(2n+1)+2n
=4n(8n2+2n+4n+1)+8n2+4n+2n
=32n3+8n2+16n2+4n+8n2+4n+2n
=32n3+32n2+10n
・・・チツテトナニ
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第3問 問題文
(1) 座標平面上で, x 座標と y 座標がともに整数である点を格子点という。
k を自然数とする。座標平面上で, 三つの不等式
y ≧ 0, y ≦ 3x, y ≦ −3x+12
によって表される領域を D とする。領域 D に含まれる格子点の個数を求めよう。
領域 D は 3 点 (0,0), (アk,イk), (ウk,0) を頂点とする三角形の周および内部である。
k=1 のとき, D に含まれる格子点の個数は エオ 個である。
一般に, 自然数 k に対し, D に含まれる格子点の個数を p を k を用いて表そう。整数 j が 0 ≦ j ≦ アk を満たすとき, D に含まれる格子点で x 座標が j である点は (カj+キ) 個ある。したがって, D に含まれる格子点で x 座標が 0 以上 アk 以下である点の個数 q を k を用いて表すと
q=クk2+ケk+コ
である。
さらに, D に含まれる格子点で x 座標が (アk+1) 以上 ウk 以下である点の個数を求めて q に加えれば p が求まり