【スマホで読む・わかりやすい】センター数学IA2015追試【解説・正解・問題】
第2問 解答・解説
ア 2 イ 2 ウ エ 2 3 オカ キ 14 4
ク 2 ケ 1 コ 7 サ 4
シ ス セ 5 7 7
〔1〕
(1)
$p\implies r$ を考えると,$p$ は
$x\lt \sqrt{11},\enspace x\gt 2\sqrt{3}$
となり,これに当てはまる $x$ には整数以外も含まれるので,$p\implies r$ は偽。
$r\implies p$ を考えると
$\sqrt{9}\lt\sqrt{11}$ より $3\lt\sqrt{11}$
$2\sqrt{3}\lt2\sqrt{4}$ より $2\sqrt{3}\lt 4$
よって,全ての整数は $x\lt \sqrt{11}$ または $\enspace x\gt 2\sqrt{3}$ の範囲に含まれるので, $r\implies p$ は真。
したがって,$p$ は $r$ であるための必要条件であるが,十分条件ではない。
・・・ア
(2)
$\overline{p}$ は $\sqrt{11}\lt x\lt2\sqrt{3}$
$\overline{q}$ は $a\lt x\lt\cfrac{\sqrt{11}}{2}a$
$A\cap B$ が空集合になるのは,$A$ と $B$ が重ならないとき
$a\gt2\sqrt{3}$ または $\cfrac{\sqrt{11}}{2}a\lt\sqrt{11}$
である。$\cfrac{\sqrt{11}}{2}a\lt\sqrt{11}$ は変形して $a\lt2$ となる。
したがって,$A\cap B$ が空集合でないための必要十分条件は
$2\leqq a\leqq2\sqrt{3}$
・・・イウエ
〔2〕
公式 $\sin^2 x+\cos^2=1$ より
$\sin^2\angle\text{ABC}+\bigg(-\cfrac{\sqrt{2}}{4}\bigg)^2=1$
$\sin^2\angle\text{ABC}+\cfrac{1}{8}=1$
$\sin^2\angle\text{ABC}=\cfrac{7}{8}$
$\sin\angle\text{ABC}=\cfrac{\sqrt{14}}{4}$
・・・オカキ
正弦定理より
$2R=\cfrac{\text{CA}}{\sin\angle\text{ABC}}$
$\text{CA}=2R\sin\angle\text{ABC}$
$=\cfrac{4\sqrt{14}}{7}\cdot\cfrac{\sqrt{14}}{4}$
$=\cfrac{14}{7}=2$
・・・ク
また,AB = $x$ とおいて,余弦定理より
$2^2=x^2+(\sqrt{2})^2-2\sqrt{2}x\bigg(-\cfrac{\sqrt{2}}{4}\bigg)$
$4=x^2+2+x$
$x^2+x-2=0$
$(x+2)(x-1)=0$
$x=1,-2$
$x\gt0$ より,AB = $1$
・・・ケ
次に,△ABC の面積を求めると $S=\cfrac{1}{2}bc\sin A$ を用いて
$S=\cfrac{1}{2}\cdot1\cdot\sqrt{2}\sin\angle\text{ABC}$
$=\cfrac{\sqrt{2}}{2}\cdot\cfrac{\sqrt{14}}{4}$
$=\cfrac{\sqrt{7}}{4}$
・・・コサ
さらに,AD を求める。BD は直径だから,∠BAD = $90\degree$ となるので,三平方の定理より
$\text{AD}^2+\text{AB}^2=\text{BD}^2$
$\text{AD}^2+1=\bigg(\cfrac{4\sqrt{14}}{7}\bigg)^2$
$\text{AD}^2+1=\cfrac{32}{7}$
$\text{AD}^2=\cfrac{25}{7}$
$\text{AD}=\cfrac{5}{\sqrt{7}}=\cfrac{5\sqrt{7}}{7}$
・・・シスセ
第2問 問題文
〔1〕 $a$ を正の実数とし,実数 $x$ に関する条件 $p,q,r$ を次のように定める。
$p:(x-2\sqrt{3})(x-\sqrt{11}) > 0$
$q:x < a$ または $\displaystyle x > \frac{\sqrt{11}}{2}a$
$r:x$ は整数である。
(1) 次の $\boxed{\text{ ア }}$ に当てはまるものを,下の⓪~③のうちから一つ選べ。
$p$ は $r$ であるための $\boxed{\text{ ア }}$。
⓪ 必要十分条件である
① 十分条件であるが,必要条件ではない
② 必要条件であるが,十分条件ではない
③ 必要条件でも十分条件でもない
(2) 条件 $p$ の否定を $\overline{p}$,$q$ の否定を $\overline{q}$ と表し
$A=\{x\space|\space x$ は $\overline{p}$ を満たす $\}$
$B=\{x\space|\space x$ は $\overline{q}$ を満たす $\}$
と定める。A$\cap$B が空集合でないための必要十分条件は
$\boxed{\text{ イ }} \leqq a \leqq \boxed{\text{ ウ }}\sqrt{\boxed{\text{ エ }}}$
が成り立つことである。
〔2〕 △ABC は半径 $\displaystyle\frac{2\sqrt{14}}{7}$ の円 O に内接し,BC$=2$,$\cos$∠ABC$\displaystyle =-\frac{\sqrt{2}}{4}$ とする。このとき
$\sin$∠ABC$\displaystyle=\frac{\sqrt{\boxed{\text{ オカ }}}}{\boxed{\text{ キ }}}$,CA$=\boxed{\text{ ク }}$,AB$=\boxed{\text{ ケ }}$
であり,△ABC の面積は $\displaystyle\frac{\sqrt{\boxed{\text{ コ }}}}{\boxed{\text{ サ }}}$ である。
点 D を線分 BD が円 O の直径となるようにとる。このとき
AD=$\displaystyle\frac{\boxed{\text{ シ }}\sqrt{\boxed{\text{ ス }}}}{\boxed{\text{ セ }}}$
である。
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