第1問 正解と解説
ア イ ウ 6 2 9 エ 0 オ カ 3 4
キク ケ -4 3 コ 5 サ,シ,ス 2, 6, 8
セ ソ 1 3 タ 1 チ 2 ツ 7
テ ト 3 1 ナ 2 ニ 0 ヌ 0
ネ 4 ノ 3 ハヒ 11
〔1〕(1)
円 C の方程式は
C:(x−3)2+(y−1)2=1
x2−6x+9+y2−2y+1=1
x2+y2−6x−2y+9=0
・・・アイウ
〔1〕(2)
円の半径は 1 だから,円 C と直線 ℓ が接するとき,円の中心 I と直線 ℓ の距離は 1 になる。
ℓ:y=ax
移行して
ax−y=0
点と直線の距離の公式 d=a2+b2∣ax0+by0+c∣ より
a2+(−1)2∣a⋅3−1⋅1=1
∣3a−1∣=a2+1
両辺を 2 乗して
(3a−1)2=a2+1
(左辺について,式を 2 乗したものは正の値となるので絶対値を外すことができる。)
9a2−6a+1=a2+1
8a2−6a=0
a2−43a=0
a(a−43)=0
a=0,43
・・・エオカ
a=43 のとき,直線 ℓ は
ℓ:y=43x
C と ℓ の接点を通り,ℓ に垂直な直線は円の中心 I を通る。直線の傾きを m とすると
43m=−1 より m=−34
直線は (3,1) を通るので,式は
y−1=−34(x−3)
y=−34x+4+1
=3−4x+5
・・・キクケコ
〔1〕(3)
円の中心 I を通り直線 AB に垂直な直線と AB の交点を H とおく。IH の長さを求めると(1)より
IH = a2+1∣3a−1∣
三平方の定理より
AH2=12−IH2
=1−a2+1(3a−1)2
=a2+1a2+1−9a2+6a−1
=a2+16a−8a2
AH = a2+16a−8a2
AB = AH+BH = 2AH だから
AB = 2a2+16a−8a2
・・・サシス
AB の長さが 2 のとき
2a2+16a−8a2=2
a2+16a−8a2=1
両辺を 2 乗して
a2+16a−8a2=1
6a−8a2=a2+1
9a2−6a+1=0
(3a−1)2=0
a=31
・・・セソ
〔2〕(1)
20=1 だから
log21=0
・・・タ
21=2 だから
log22=1
・・・チ
また log2x=t とおくと
2t=x
x が 100 以下の自然数となるのは
t=0,1,2,3,4,5,6
のときである。したがって全部で 7 個。
・・・ツ
〔2〕(2)
r=log23 とおくと
log254=log2(2⋅33)
=log22+log233
=1+3log23
=3r+1
・・・テト
また,log25 と 2r+3 の大きさをくらべると
2r+3=log24log23+log28
=log24log2(3⋅8)
底の変換公式の逆を用いて
=log424
また log25 は底の変換公式を用いて
log25=log42log45
ここで 421=2 だから,log42=21
=21log45=21×2log45×2
=2log45=log452
=log425
したがって
log425 > log424
log25 > 2r+3
・・・ナ
また,log2131 と r の大きさを比べると
底の変換公式を用いて
log2131=log221log231
=log22−1log21−log2321
=−log22−21log23
=21log23=21r
したがって
21r < r
log2131 < r
・・・ニ
〔2〕(3)
たとえば,k=3 とすると,30=1,31=3 だから
0 < log32 < 1
が成り立つ。これは k が 3 以上のときも同様だから,n ≦ logk2 < n+1 を満たす整数 n は 0
・・・ヌ
10m ≦ logk2 は
k10m ≦ 2
と書き直せる。両辺を 10 乗すると
(k10m)10 ≦ 210
km ≦ 210
・・・ネ
log72 は上の不等式より 0 ≦ log72 < 1 だから,一の位は 0 である。また km ≦ 210 において k=7 とすると
7m ≦ 210=1024
73=343,74=2401 だから m の最大は 3
よって 103 ≦ log72 となるので,小数第一位の数字は 3
・・・ノ
logk2 の小数第一位の数字が 2 のとき
k2 ≦ 210=(25)2
k は正の数だから
k ≦ 32
logk2 の小数第一位の数字が 3 のとき
k3 ≦ 210=1024
103=1000,113=1331 だから k の最大は 10
つまり,k が 11 以上 32 以下のとき,小数第一位の数字が 2 になることが分かる。したがって,最小のものは 11
・・・ハヒ
問題文
〔1〕a を実数とする。座標平面上で,点(3,1)を中心とする半径 1 の円を C とし,直線 y=ax を ℓ とする。
(1) 円 C の方程式は
x2+y2−アx−イy+ウ=0
である。
(2) 円 C と直線 ℓ が接するのは
a=エ,カオ
のときである。
a=カオ のとき,C と ℓ の接点を通り,ℓ に垂直な直線の方程式は
y=ケキクx+コ
である。ただし,キク,ケ,コ は,文字 a を用いない形で答えること。
(3) 円 C と直線 ℓ が異なる 2 点 A,Bで交わるとき,二つの交点を結ぶ線分 AB の長さは
サa2+1シa−スa2
である。また,AB の長さが 2 となるのは
a=ソセ
のときである。
〔2〕
(1) log2タ=0,log2チ=1 である。また,100 以下の自然数 x で log2x が整数になるものは全部で ツ 個ある。
(2) r=log23 とおく。このとき,log254 を r を用いて表すと
log254=テr+ト
となる。また,log25 と 2r+3,log2131 と r の大きさをそれぞれ比較すると
log25 ナ 2r+3,log2131 ニ r
である。ナ,ニ に当てはまるものを,次の⓪~②のうちから一つずつ選べ。ただし,同じものを選んでもよい。
⓪ < ① = ② >
(3) k を 3 以上の整数とする。logk2 の値を調べよう。
n ≦ logk2 < n+1 を満たす整数 n は ヌ である。
また,整数 m について,不等式 10m ≦ logk2 は,ネ と書き直せることから,logk2 を小数で表したときの小数第1位の数字を求めることができる。ネ に当てはまるものを,次の⓪~⑤のうちから一つ選べ。
⓪ km ≦ 20 ① km ≦ 20
② mk ≦ 20 ③ km ≦ 210
④ km ≦ 210 ⑤ mk ≦ 210
たとえば,log72 の小数第1位の数字は ノ であり,logk2 の小数第1位の数字が 2 となる k の値のうち最小のものは ハヒ であることがわかる。
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