【豊富な例文付!共通テストの英文法】関係代名詞 whose
この文のand herをwhoseという1語に置き換えると関係代名詞の文になります。
(彼女は父親が有名な役者である女の子です。)〔所有格〕
このとき、whose fatherはもともとand her fatherであり、目的格を含んでいます。そのため、このwhoseを所有格と言います。言い換えれば、このwhoseは文の中で接続詞と所有格の役割を果たしているということです。
また、この所有格は必ず先行詞を指すことに注意してください。上の例文では、先行詞がthe girlだからherになるのです。
whichにすべき?whoseにすべき?その見分け方
あなたが関係代名詞のwhoseを習ったばかりなら、どのようなときにwhichを使い、どのようなときにwhoseを使うべきか迷うかもしれません。
例題1
次の例題を考えてみましょう。whichとwhoseのどちらが適するでしょうか。
I have a friend ( ) name is Oliver.
(私には名前がオリバーという友達がいる。)
正解はwhoseです。
関係代名詞の所有格は所有や所属を表しています。簡単に言えばa friendとnameの間に、「友だちの名前」という関係が成り立つということです。
このように、試験で出題されたときは、かっこのところに「の」を入れてみて、意味が成り立つかどうかを確かめてみると良いでしょう。
a friend ( の ) name ←「の」を入れたら意味が成り立つ
例題2
もう一つ例題を考えてみましょう。
The movie ( ) we watched yesterday was exciting.
(私たちが昨日見た映画は楽しかった。)
正解はwhichです。一つ目の例題と同じように「の」を入れてみると
the movie ( の ) we ←意味が成り立たない
となり、「映画の私たち」では意味が成り立ちません。
しかし、whichなら
the movie which we watched yesterday(私たちが昨日見た映画)
となり、文の意味が成り立ちます。
例文
1. She is the girl whose brother won the science competition.
(彼女は、兄が科学コンテストに勝った少女です。)
2. The house whose roof was damaged in the storm is being repaired.
(嵐で屋根が損傷した家は修理中です。)
3. I know a teacher whose students always perform well on exams.
(私は、生徒たちが試験でいつも優れた成績を収める教師を知っています。)
4. This is the car whose owner is my neighbor.
(これは、所有者が私の隣人である車です。)
5. The restaurant whose chef is famous for sushi is always crowded.
(そのシェフが寿司で有名なレストランはいつも混んでいます。)
6. He is the musician whose songs I listen to every day.
(彼は、毎日聞く歌がある音楽家です。)
7. The company, whose headquarters is in New York, has branches all over the world.
(その会社は本社がニューヨークにある会社で、世界中に支店があります。)
8. I met a woman whose dog saved her from a dangerous situation.
(私は、危険な状況から彼女を救った犬を持つ女性に会いました。)
9. The movie, whose director is a famous filmmaker, received several awards.
(その映画は、監督が有名な映画監督で、いくつかの賞を受賞しました。)
10. The park, whose entrance fee is reasonable, is a popular place for families.
(その公園は入場料が手頃で、家族向けの人気スポットです。)
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